『山桜』『花のあと』に続く「海坂藩大全」からの映画化第三弾!
藤沢周平原作 家族の愛と絆に心うたれる最高傑作、待望の映画化!
藩命か。愛か。海坂藩から江戸へ100里の旅。
日本人の心、義と情を描いた藤沢周平の最高峰。
◎内容◎
海坂藩士・戌井朔之助(東山紀之)が受けた藩命は、親友の佐久間森衛(片岡愛之助)を討つこと。藩政を痛烈に批判して脱藩した佐久間への裁きだった。
民を想って正論を訴えた友を斬らねばならぬのか-朔之助の心は揺れた。しかも佐久間は、妹・田鶴(菊池凛子)の夫。田鶴は武士の妻として、手向かって
くるに違いない。妹を斬ってでも主命に従えと諭す父・忠左衛門(藤竜也)に、涙を流す母・以瀬(松原千恵子)。妻の幾久(尾野真千子)は夫の身を案じなが
らも、気丈に振る舞う。
翌朝、朔之助は田鶴への想いを秘めた奉公人・新蔵(勝地涼)を連れ旅立つ。二人の隠れ家は、兄妹と新蔵が幼い頃に遊んだような、小川の辺にあった。
遂に向き合う朔之助と佐久間。義と情の狭間で揺れ動きながらも背すじを伸ばして運命を受け入れようとする人間たちの「想い」の物語が、今、誕生する。
◎スタッフ◎
原作:藤沢周平「海坂藩大全」(文藝春秋刊)「闇の穴」(新潮文庫刊)所収
監督:篠原哲雄
脚本:長谷川康夫、飯田健三郎
音楽:武部聡志
特別協力:遠藤展子、遠藤崇寿 / 企画協力:文藝春秋
製作:「小川の辺」製作委員会 バンダイビジュアル、東映、東映ビデオ、木下工務店グループ、アサツー ディ・ケイ、シネスパーク、山形新聞社、山形放送
山形テレビ、テレビユー山形、さくらんぼテレビ、ケーブルテレビ山形、東北ケーブルテレビネットワーク、デスティニー
撮影支援:山形県 / 撮影協力:山形市、鶴岡市 / 配給:東映 /助成:文化芸術振興費補助金
◎キャスト◎
東山紀之/菊地凛子/勝地涼/片岡愛之助/尾野真千子/松原智恵子/笹野高史/西岡德(※)馬/藤竜也