2005年にフォンテックより発表したデビューCD(SACDハイブリッド版)です。これには私の拘りがギッシリ詰まっています。世界的に稀で且つ突出した選曲でありながら、遠い将来に聞き返しても恥ずかしくない構成にする事、委嘱曲と既存曲をバランス良く収録する事、作曲家や委嘱初演者からの直接的なセッションを交えて、しっかり学習した音楽だけをとりあげる事、これまでのマリンバ音源と異なる音質を与える事、等々。当日もマイクの種類や配置はもちろん、マレットや鍵盤の選択にとても時間を費やしました。録音は2005年の4月でしたが、秩父のホールは寒さが厳しく、録音中はホールの空調を止めなくてはならないので、軽くて暖かいフリースを2枚!重ね着して臨みました。何から何まで受け止めて下さった、プロデューサーの松田朗さんをはじめとするフォンテックの皆様には心から感謝しています。
Artist : 小森邦彦
1. オータム・アイランド (1986)
2. 前奏曲とアレグロ -マリンバ独奏のための (1998-99/2000) I Moderato, semplice ma espressivo e misterioso
3. 前奏曲とアレグロ -マリンバ独奏のための (1998-99/2000) II Allegro; con espressione
4. アフター・シリンクス II (1982)
5. ライム・アンド・リーズン (1992-93)
6. 想起 -マリンバ独奏のための (2002)