2014年12月2日火曜日

[OTHER] 平成26年度 全国警察剣道選手権大会 男女 準決勝~決勝 (MP4/809.2MB)



 9月5日(金)、東京・日本武道館にて平成26年度全国警察剣道選手権大会が開催された。試合は時間無制限1本勝負。数十秒で終わってしまう試合もあれば、30分にも及ぶ熱戦もあった。
前回大会優勝者・網代(兵庫)は、4回戦で正代(警視庁)を破り準々決勝へ進出するも、升田(大阪)に敗れ、連覇ならず。升田は、初のベスト4へ進出。
  昨年の全日本選手権王者で過去2度警察選手権優勝を誇る内村(警視庁)は、3回戦で古川(大阪)に面を奪われ姿を消した。その古川は、4回戦で同門であり H20大会優勝者・木和田と対戦。試合は長引き、木和田が竹刀を2回落としてしまい反則1本で古川が勝利し、準々決勝では畠中に小手を奪われ敗退した。古 川は木和田戦の疲れも残っていたことは否めないが、それ以上に今日の畠中にはキレがあったことも事実である。

 準々決勝では前回大会2位・小谷(千葉)は川口(大阪)に、前回大会3位・野村は竹下(大分)に敗れ、この時点で前回大会ベスト4進出選手は姿を消し、今大会の準決勝は初進出の4選手によって争われた。
 準決勝、升田対畠中。小柄な升田だが、堂々と構え畠中と五分の攻防を見せる。最後は升田が面を仕掛け、畠中が返し胴で応じ勝利した。
 もう一方の準決勝、竹下対川口は、一貫して攻めの姿勢を崩さぬ竹下がスピードに乗った面を決め決勝へ駒を進め、決勝戦は畠中(警視庁)と竹下(大分)となった。
 畠中は和歌山東高校時、インターハイ個人王者、国士舘大学では関東学生、全日本学生を制し数々のタイトルを獲得しているトップ選手。近年、警察系大会では活躍を見せているが、ここ数年、全日本選手権出場は逃している。
剣道 大石 大阪
女子優勝・大石(大阪)
 対する竹下は、大分舞鶴高校から明治大学で活躍し、大分県警ではさらに全日本選手権、都道府県対抗などへ出場するなど着実に実力を付けている選手だ。
 決勝戦、畠中対竹下は試合開始から間合いの攻防を繰り広げる。竹下が間合いを詰め面を放ったが畠中は見切り、竹下の打ち終わりに小手を合わせる。畠中はこの一打のみで決勝を制し優勝を決めた。

 女子、大会連覇中の山本(大阪)は準々決勝で鯵坂(兵庫)に敗退。その鰺坂は準決勝で田中(警視庁)を下し決勝進出し、大石(大阪)と対戦。大石は準々で前回大会2位・吉田(北海道)、準決勝では川口(大阪)の同門対決を制し決勝へ勝ち進んだ。
 決勝戦、鰺坂対大石は両選手とも足を使い素早く攻め合い、一進一退の攻防が続く。最後は大石が、鰺坂が間合いを半歩詰めた瞬間に諸手突きを放ち1本奪い、初優勝を果した。

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