TVの『月光仮面』の人気ぶりに、東映がいち早く映画化を決定。TV放映と並行して、映画版がそれぞれ二週に分けて封切り公開された。また、1981年にはプルミエ・インターナショナル=ヘラルド・エンタープライズによってオリジナル映画化された。
東映版
第1部から第6部は全て東映東京製作。モノクロ、シネスコ作品。登場人物には設定の変更はないが、演じる俳優はテレビ版とは違っている。また、敵方のキャラクターもテレビ版と多少異なっている。オートバイは大型の陸王。2009年4月21日に5作品がDVD化された。
月光仮面は祝役の大村文武が衣装を着け、自身で演じている。衣装はTV版と違い、白と黒の二色構成だった。タイツには主演の大村の提案により股間を強調する特注のカップが入れられている。
映画版は巨大怪獣マンモスコングが等身大の怪人に変更されたり、『幽霊党の逆襲』では、重要人物だった竹林賢法の双子の片割れである谷川代議士が出てこないなど、TV版に比べて描写がおとなしくなっている。これは上述にある、1959年3月に川内が『週刊新潮』を相手に名誉毀損で提訴した騒ぎが影響している。
収録内容
第1部『月光仮面』
第2部『月光仮面 絶海の死斗』
第3部『月光仮面 魔人(サタン)の爪』
第4部『月光仮面 怪獣コング』
第5部『月光仮面 幽霊党の逆襲』
第6部『月光仮面 悪魔の最後』