フジモトヨシタカによるソロユニット『クルーエ』のデビューミニアルバム。
浮遊感のあるエレクトロニクスに、サイケデリックなアレンジが施されたサウンド。
生演奏によってノスタルジックな質感も加わり、美しいメロディーラインを奏でるヴォーカルは不思議な世界観をつくりだしている。
演奏も個性派なメンツが揃っている。永野亮(APOGEE)のソロユニットなどでも活動し、元ANATAKIKOUの藤井寿光がDrums。漂流ワゴンとピンポンカンのリーダーHamberがwood windsを担当。
椎名林檎やstingなどの演奏で活躍する白須今、笹井飛鳥、松本有理、林田順平を弦カルテッドに迎えた。
共同アレンジがJazzピアニストの坂本剛。録音、ミックスが秦正憲。マスタリングが葛西敏彦という異色の組み合わせだ。
プロデューサーがファッション誌『 FUDGE 』等の編集長を務めた 竹本健一というのも面白い。
必聴の一枚。まさに新しい物語のプロローグだ。
1. Hello
2. I Walk Night in Woods
3. 雪が降るから
4. Ten
5. Light